「キャラクターの設定がなんか薄いなぁ」
「魅力的なキャラクターを作りたい！」
↑こういう人向けです。
本記事では、キャラクターの設定の作り方をまとめていきたいと思います。
私自身、20年ほど創作活動を続けてきてようやくキャラ作りのコツがわかってきました。
キャラ作りに悩んでいる方は是非ご覧ください。
キャラクターの設定の作り方
今回は、キャラクターの見た目からイメージを膨らませるという方法について話していきたいと思います。
1.キャラクターの見た目を考える 2.そこからイメージして設定を考える
この手順でキャラクターを作っていきます。
キャラクターの印象は見た目が大部分を占めていると思いますし、見た目からいろいろとイメージを膨らませやすいので、この方法を使っていきます。
例として、実際に私がオリジナルキャラクターの設定を作った手順を挙げたいと思います。
自作ゲーム「BREAD and BLADE」の主人公のひとり、コルネちゃんです。
1.キャラクターの見た目を考える
キャラクターの見た目は実際に作った方がイメージは湧きやすいと思うので、まずは作ります。
が、その前にざっくりとしたイメージは考えておきます。
コルネちゃんの場合はとりあえず可愛い女の子を作ろうと思って作りました。
そんな感じで、なんとなく、ふわっとした感じで作り始めてOKです。
RPGツクールMV Trinityのキャラジェネレーターで実際に作ったときの画像です。
絵を描く方なら、絵に描き起こしてみるのもいいかもしれませんね。
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2.そこからイメージして設定を考える
・理由を付けて考える ・他のものを連想する
この2つの方法で考えていきます。
■理由を付けて考える
キャラクターをただ見てても何も思い浮かばないこともあると思うので、なぜそのキャラクターはそのような見た目なのか、いろいろと理由を付けていきます。
コルネちゃんは前髪の毛先が斜めにカットされているように見えたので、なぜこのような髪型なのか考えてみます。
想像力を働かせて理由を考えました。
| 特徴 | 理由（できた設定） |
|---|---|
| 髪の毛先が斜めにカットされている | →前髪を自分でカットしているけど上手く切れていない？ →不器用、ドジっ娘設定 |
こうしてコルネちゃんに不器用、ドジっ娘設定ができました。
この設定が気に入らなければ他の理由を考えてもいいですね。
例えば、お洒落が好きな子だから髪型をスタイリッシュにしているとか。
この方法で他の設定も考えてみます。
・三つ編み
| 特徴 | 理由（できた設定） |
|---|---|
| 三つ編み | 不器用だから毎朝早起きして三つ編みの練習をしている |
不器用という設定ができたので、関連させて考えてみました。
ひとつ設定ができるとパズルのように他の設定が決まることもあります。
・服装
| 特徴 | 理由（できた設定） |
|---|---|
| 身なりがいい | →家がお金持ち →立派な家に住んでいる |
この理由付けで屋敷という物語の舞台も決まりました。
もしこれが学校の制服ということにしていたら学園ものになっていたかもしれませんね。
キャラの設定から物語や世界観が思い浮かぶこともありますね。
いろいろと理由が思いついた場合はこれだ！と思うものを選んでくださいね。
理由を考えるのが難しければ無理に考えなくてもいいと思います。
が、理由を付けて考えた方が設定もすっと入ってきやすいと思うので、その点でもこの方法は良いと言えますね。
◾️他のものを連想する
関係のない他のものを連想して設定を考えると、自分でも想定外の斬新な設定ができることもあります。
コルネというキャラクターを作ったとき、ぱっと見他のゲームのキャラクターに似ているなと思いました。
そのキャラクターというのが、FINAL FANTASY XIIのパンネロでした。
このパンネロからイメージを膨らませてある設定ができました。
パンネロ →パン →パンに関係のある名前にしよう →名前:コルネ（←コロネ、cornet）
パンネロもパンも全然関係のないものですが、このように連想ゲームのような方法で設定を考えることもできます。
「BREAD and BLADE」はパンゲーとも呼ばれていますが、パンゲーがパンゲーたる由縁もここからきています。
ただ、この方法は下手するとめちゃくちゃな設定が付きかねないので、キャラや世界観がぶれないように注意が必要だと思います。
その点に気を付けたら、斬新な設定やオリジナリティのある設定が作れる可能性もあります。
頭を柔らかくしていろいろ連想できるようになりたいですね。
いろんなゲームや漫画、小説などに触れるのも良いと思います。
魅力的なキャラクターを作るには
魅力的なキャラクターを作るには、キャラクターの設定をしっかり練る必要があると思います。
キャラクターを好きになるとき、そのキャラクターの内面も含めて魅力的だと感じることが多くありませんか？
キャラクターの性格や生き様とかに魅力を感じますよね。
ビジュアルだけでも人を惹きつけるキャラクターもいるとは思いますが、そういうキャラクターはデザインが洗練されています。
洗練されたデザインにはちゃんと意味があって、「このキャラクターはこの設定だからこのデザイン」というのがしっかりしていると思います。
例えば、「初音ミク」というキャラクターには「バーチャルアイドル」という設定があって、その設定がよくデザインに反映されていますよね。
ヘッドセットや袖のデザインなど、サイバーな感じがありつつ、可愛い声に見合った可愛い容姿で、それらが上手くまとまっています。
このように、キャラクターの内面にしても、外見にしても、設定がちゃんとしていれば魅力的になり得るのだと思います。
だから魅力的なキャラクターを作るには、設定をしっかり作る必要があります。
まとめ
キャラクターの設定を作り方として、見た目からイメージする方法についてお話しました。
なぜそのキャラクターがその見た目なのかという理由を考えたり、他のものを連想したりしてイメージを膨らませることで設定を作ることができます。
設定を練ればキャラクターはもっと魅力的になると思うので、ぜひいろいろと考えて素敵なキャラクターを作ってくださいね(^^)
ここまで読んでくださりありがとうございました！
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